「ターミナルケア指導者養成講座」
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みんなで、ともに創る ターミナルケア と エンゼルケア をめざして―共創的ターミナルケア・エンゼルケアは、療養者と見守る者・スタッフが、ともに満たされるケアを創造することをめざしています。

多死社会を迎えた今日、一般社団法人知識環境研究会は、療養者、家族、スタッフがともに、満足できるケアを一緒になって創り出すことをめざして、「共創的ターミナルケア」を提唱しています。

満足するターミナルケアのために、その前からケアを組み立てていく、新しいアプローチで、様々な学びの機会を提供しています。新しいターミナルケア、エンゼルケアの指導者、インストラクターの養成を行っています。

病院や施設、在宅、それぞれの場面で、創造的なターミナルケアエンゼルケアをめざしている方の参加をお待ちしています。


お問合せ

研修についてのお問合せは 一般社団法人知識環境研究会[教育会]までご連絡ください。

一般社団法人知識環境研究会[教育会]
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-11-22
電子メール:info@ackk.or.jp
TEL:03(3252)2472
FAX:03(6779)4703

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共創的ターミナルケア・エンゼルケアのコース一覧

ターミナルケア指導者養成講座

▼研修のねらい
「在宅で死を迎えたい」「自分らしく最期を迎えたい」など、多様化するニーズに、専門職として科学的に対処することが求められています。しかし、生き方、死に方はご本人のみならず、かかわる家族やスタッフの「価値観」が色濃く反映されます。そこで、本講座では「共創するターミナルケア(Cocreative Terminal Care)」を提案し、かかわる人々の考え方、思いをどのように統合して、死を迎える準備をしたらよいのかという総合的知識を学んでいただきます。

次いで、共創するターミナルケアを実践するための知識・スキルを集中的に学びます。

今回の講師には、創造的なターミナルケアを実践し、わかりやすい語り口に定評のある講師を迎え、「共創するターミナルケア」の医療的側面(医療的科目)を教授していただきます。教材は、実例の写真や動画を豊富に用いたリアリティあるものを使用します。

指導者養成のための研修です。実際に終末期の医療・介護に携わった経験をお持ちの方を対象とします。初心者向けの研修に関心をお持ちの場合は、別途お問合せください。

2日間の課程を修了した方には、修了証(主催団体によるターミナルケア指導者認定資格)を発行します。修了者にはターミナルケア講師として活動する機会があります。修了者同士が継続的に情報交換をする機会を設け、ライフワークとしてターミナルケアに取り組みたい方を支援します。

講座は理論(講義)、実技(演習)、指導者研修があります。動きやすい服装でご参加ください。
▼研修の内容
●オリエンテーション
●共創的ターミナルケア概論(看取りの専門職としての役割 他)
ターミナルケアのアセスメント(心理・精神・認知機能のアセスメント/呼吸機能障害/呼吸器フィジカルアセスメント/循環器フィジカルアセスメント/腹部フィジカルアセスメント 他)
●食のターミナルケア(終末期における摂食・嚥下障害/摂食・嚥下障害へのアプローチ/栄養剤アイスクリームの試食 他)
●排泄・皮膚のターミナルケア(終末期における排泄ケア/終末期における皮膚トラブルのケア/褥瘡予防/身体状態とベッドマットレスの設定 他)
●口腔・呼吸機能のターミナルケア(口腔内のアセスメント/開口が難しい方への口腔ケア/呼吸理学療法 他)
●薬物療法・痛みのターミナルケア(終末期における疼痛管理(薬物療法/非薬物療法)/痛みがある方へのケア/「さすり」「足裏マッサージ」による疼痛緩和の作用機序/簡易ホットパックの作成/ごみを出さない洗髪方法の演習 他)
●終末期リハビリテーション(終末期におけるリハビリテーション/離床へのアプローチ/‘真’移乗介助法 他)
ターミナルケア環境マネジメント(環境整備のアセスメント/環境整備・住宅改修/福祉用具 他)
●コミュニケーション(悲嘆のプロセス/療養者や家族とのコミュニケーション方法(生前・死後)/ 自殺発生時の支援者へのメンタルヘルスケア 他)
●急変時の対応(急変時対応/急変時のシミュレーション・ワーク)
●グリーフケア(「あなたの想い手″」手形制作)
●指導スキル(CTCカリキュラムの指導ポイント/成人教育法/コーチングスキル/フィードバックの方法/プレゼンテーションスキル/指導シミュレーション 他)
●その他
ターミナルケア指導者養成講座公式サイトへ

葬送準備ケア(終活ケア)インストラクター養成講座

▼研修のねらい
多死社会を迎えた今、「終活」など、自らの死を主体的に捉えようとする活動が広がっています。医療や介護の現場でも、「自分らしい死」を望む療養者のニーズに応えるための知識やスキルが重要性を増しています。

私たちは、終末期のこころのケアとして、生前から療養者自身が取り組む「葬送準備」に着目しました。ターミナルケアの専門家と葬送の専門家らの協力を得て研究を進めた結果、療養者と共に実践できる各種のアクティビティを通じて「葬送の準備をケアにする」という新しいケア手法を開発しました。「自分らしい」葬送グッズの制作や入棺体験などのワークを行うことにより、療養者と見守る者の双方にとって、死を前向きに受け入れる効果を得ます。

本講座は、指導者を目指す方を対象とした、資格認定を含む2日間の短期集中研修です。終末期の心理や死後のケアと葬送に関する知識を学び、療養者自らが葬送の準備をするアクティビティを日常のケアの中で提供するスキルを身につけます。理論の他に体験やワーク、指導法の講習を取り入れた実践的な研修講座です。

参加された方が、それぞれの職場や地域で「葬送準備ケア」をターミナルケアに取り入れ、実践してくださることを期待します。
▼研修の内容
●オリエンテーション
●導入―生と死をつなぐケア
●現代の葬送に関する基礎知識
 家族中心の葬送、家族がいない場合の葬送、グリーフケアの歴史的役割
●グリーフケアを大切にした葬送  実例の解説、生前に準備するグリーフケアの効果
●「自分らしい」棺(ひつぎ)
 棺の知識、自分らしい棺とは、棺の装飾の実例
●「自分らしい」棺の装飾制作実習
●入棺体験をケアにする
 棺に入ってみると見えるもの・こと、入棺体験のケア、入棺体験
●グループ討議と発表
 グループで葬送準備ケアについて話し合う、療養者の死の受容について考える
●写真で振り返る自分史制作ワークショップ
 自分史制作の効果、自分史制作実習、発表
●ターミナル期の対話
 ターミナル期の対話の特性、配慮する点、ペアに分かれた相談シミュレーション
●葬送準備ケア・ワークショップ
●病棟・施設の「ウェルカムボード」
 ウェルカムボードの効果、制作実習
●自分の「メモリアルボード」
 葬儀にも使えるメモリアルボードの効果、制作実習
●葬儀後のプロセス
 遺品整理、各種手続き、独居者・単身者
●葬送準備ケア指導者の心得 など
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